第二次災害は経済のシュリンク

2011.04.04.Mon.13:31
尖閣王子のブログでも引用されているのだが、

90キロ離れても「客はゼロ」=記念館、鍾乳洞、沈む観光地―福島

時事通信 4月4日(月)4時57分配信
 地震、津波、原発事故と「三重苦」の事態が続く福島県。例年なら春休みシーズンでにぎわうはずの観光地は大きな打撃を受けている。「原発はいつ落ち着くのか」。観光客を受け入れる地元関係者は、いら立ちと不安を募らせている。
 猪苗代町の野口英世記念館は、建物被害もなく1週間で営業を再開した。しかし、年間23万人を数える客足はピタリと止まり、来館者は「ゼロに等しい」(八子弥寿男館長)。原発から90キロ離れているものの、八子館長は「水も空気も大丈夫なので安心して来てほしいが、この状況はしばらく続くのではないか。できればゴールデンウイークまでには原発が落ち着いてほしい」と沈んだ声で語った。
 年間30万人が訪れる田村市のあぶくま洞。地震発生時、洞内に観光客はおらず、係員2人にけがはなく、鍾乳石1カ所の先端が折れるなどしただけで済んだ。しかし、道路が通行止めとなり営業休止に追い込まれ、ゴールデンウイークの再開も難しい状況だ。あぶくま洞は原発30キロ圏外にあるが、管理事務所の吉田典良所長は「市全体が屋内退避圏だと思われていないか心配だ」と話し、再開後の不安は払拭(ふっしょく)できない。
 映画「フラガール」の舞台となり、年間150万人が訪れるいわき市のスパリゾートハワイアンズでも再開時期は未定。建物被害は少なかったが、修繕費だけで数億円掛かる見通し。フラダンサー約30人の契約は何とか守ったが、契約社員約700人との雇用契約は3月末、更新しなかった。
 施設を運営する常磐興産の佐久間博巳・取締役営業本部長は「原発が落ち着き、家族連れが安心して来られるような状況はいつ来るのか」と途方に暮れた様子で話した。 


(引用終わり)

>契約社員約700人との雇用契約は3月末、更新しなかった

700人の失業者が発生したことになる。彼らの再就職は福島県にては難しいだろう。。。

このまま自粛や不謹慎の嵐が続き、花見やら祭やらイベントが休止されていくと、人々の消費マインドは下がる一方だ。

個人消費はGDPの6割近くを構成する。このままだと震災の規模に匹敵するような経済のシュリンクが起きる。そこから発生する失業者の数は半端ではないだろう。

静岡県知事は勇気をもって発言してくれた。

私の故郷の東京都知事は花見自粛などと言う始末だ。。。もちろん真意をないがしろにし、言葉の一端だけをあげつらい批判するマスゴミも悪いが、天罰発言にせよなんにせよ、マスゴミに挙げ足取られないように配慮する必要はあるだろう。

その辺は石原知事もわかっているのだろうが、しょうもないマスゴミのレベルに反発する気分が高まって、過激発言をしてしまうのだろう。

だが、奴らは言葉尻をあげつらって、風評被害が広がるのを考えずに、ただ媒体を売るためだけに記事を書くのだから、為政者としては結果を読んで行動してほしい。

日本赤十字にはかなりの額の支援金が集まっているのだが、分配事務の処理容量を突破し、なかなか配分までに至っていないらしい。

こういうニュースがでると、間接的でなく直接現地にて支援をしようと考える人々が増えるだろう。だが、以下に批判を承知で阪神淡路の時に現地ボランティアが逆に迷惑になった例を挙げます。

へきさんのブログ、へきのROOMの記事から引用させていただきます。

被災地支援で大切な姿勢~かつてのボランティア経験より~(前)

被災地支援で大切な姿勢~かつてのボランティア経験より~(後)

以下に私がガーンときた部分を載せます。
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統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」はただの野次馬観光客です。何の役にも立ちません。
自衛隊は、食糧から水から燃料から寝具から、全て自前で用意して出動します。
しかし、手ぶらのボランティアは、被災者が食うべきものを食い、被災者が飲むべき水を飲み、被災者が寝るべきところで寝るのです。
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ひとつは、観光気分で来た自分探しボランティアの連中のこと。
彼らは、人から感謝されることを楽しみにやってきただけでした。だから、汚れ仕事やしんどい仕事は何かと言い訳しながらやりませんでした。彼らで集まって楽しそうに親睦を深め合っていました。
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社会人の方:「東京から来たのか~それはこっち(関西)の人間にはほんとうにありがたいことだね。」
僕:「いえ。。。会社を休んでまで働いている方がよほどすごいと思います。」
社会人の方:「それは違うよ。僕は有給がたまたま余っていたので、消化するため今日ボランティアにきているけど、働いているみんなだって、そこで商品やサービスを一生懸命作っている。今やれることを最大限やることが何よりも大事なんだよ」
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我々にできることは、メディア報道の嵐が過ぎても、被災地のことを半年、1年と「きにかけておく」こと、これだけは皆さん、忘れずに。。。
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タイは自国の洪水被害にも関わらず、日本に変わらぬ支援をしてくれている。バンコクに来て20日が経過したが、私自身が意図しない自粛と不謹慎の罠にとらわれてしまっている気がする。

部屋にこもっていることが多く、いまだにゴーゴーバーにさえ行ってないありさまである。

風評被害の恐ろしさは、不謹慎やら自粛やらの報道を多く目にしたり耳にしたりするだけで、意図しない自粛的行動を取ってしまうことである。

そろそろ、リハビリとしてゴーゴーバー散策へ行くつもりである。


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